所有権移転登記の手続

私達が売買の結果、所有権移転登記をするということは、登記官吏に申請して登記簿に所定の記載をしてもらうことを意味します。この場合の登記は、売買という登記原因に基づいた記入登記という分類に属します。不動産を買った場合はその権利変動に関する登記は、原則として当事者の申請があってはじめてなされますつまり、売買でAが持っていた不動産をBが買ったとすると、所有権はAからBに移転するわけで、この場合の当事者はABであり、不動産登記法二六条では、登記申請は原則としてAB二人、あるいははその代理人が登記所に出頭しなければなりません。この場合に買主Bを登記権利者、売主Aを登記義務者と呼んでいます。登記手続において、共同申請を原則とするのは、登記吏官が形式的審査権しか有しないために起こりうる虚偽の登記の発生をできるだけ防止する趣旨から採られたものです。したがって虚偽の登記の発生する余地のない、判決があった場合や相続の場合には、例外的に単独で申請できます。実際にはこの共同申請は登記権利者、買主が登記義務者である売主から委任をうけて、その代理人を兼ねて単独でする場合が多いのですが、売買の仲介をした不動産業者が売主、買主双方の委任状を貰ってする場合がほとんどです。

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不動産

不動産売買による所有権移転/ 所有権移転登記の手続/ 所有権移転に必要な書類/ 買主自ら保存登記/ 売主に対して私有権移転登記/ 競合する保存登記/ 中間省略登記の意義/ 登記の効力/ 第三者に対抗/ 代金の支払い/ 一時払い/ 不動産の割賦販売/ 代金支払場所/ 代金支払時期/ 同時履行/ 同時履行の抗弁権/ 契約履行の費用/ 債務不履行/ 債務不履行の相手方の救済/ 業務不履行/ 引渡請求/ 債務不履行/ 履行遅滞の効果/ 登記の意味/ 対抗要件としての登記/ 登記と売主の重要性/ 第三者に対抗/ 未完成物件/ 履行遅滞による損害賠償/ 責めに帰すべき事由/ 売主の代金受領拒絶/ 受領遅滞の効果/ 売主の履行遅滞効果/ 不動産売買の先取特権/ 買主の代金未払い/ 買主の登記拒否/ 不完全履行責任と担保責任/ 瑕疵担保責任と契約責任/ 契約面積と実測面積の相違/ 土地の一部が他人の場合/ 土地所有者が他人の関係/ 購入不動産に他人の抵当権/ 業者の説明広告との相違/ 行政法規の利用制限/ 第三者が占有している土地購入/ 契約の解消/ 契約の無効/ 契約の解除/ 契約解除の方法/ 契約解除と相手方との関係/ 契約解除による第三者との関係/ 付随条項違反による契約解除/ 合意解除と第三者/ 手付金放棄と契約解除/ 事情変更による契約解除/